e-ラーニング関連コンテンツを提供するイー・ラーニング研究所(大阪・吹田)は12月8日、子どもがいる親を対象に実施した「2022年:学校と家庭における金融教育に関する意識調査」の結果を発表した。高校での金融教育導入を認知する親は約7割である一方で、具体的な内容を知る親は2割程度にとどまった。
調査方法は紙回答で、全国の子どもを持つ親計462人から回答を得た。調査期間は2022年11月2日(水)~11月22日(火)。
親は長期的なお金の使い方を子どもに学んで欲しいと考える一方、家庭では正確な情報を教えられるかに不安を抱えている。「子どもにお金に関するどのようなテーマを特に学んでほしいですか」という問で、「貯める・増やす」(回答者363)が約8割と最も多く、「家計管理とライフプランニング」(同289)が続きました。一方「家庭で金融教育を行うときに不安なことは何ですか」では、約8割が「正確な情報を教えられるか」(同362)と回答しました。
また、親は学校での体験授業や親子で学べる場所を求めているという結果も見えた。子どもに金融教育を学んで欲しい場所として6割以上の親が「学校」と回答。求められる方法としては日常生活で実践できる「体験型授業」が8割と圧倒的だった。一方、9割以上の親が親子で金融教育を学べる場所を求めている。